この冊子を手に取ってくださり、ありがとうございます。
私は、オステオパスの坂田と申します。
「オステオパシーって何ですか?」
この質問を、何百回と受けてきました。
そのたびに、うまく答えられない自分がいました。
説明すると長くなる。短く言おうとすると、大事なことがこぼれ落ちる。
「整体みたいなものですか?」と聞かれて、「まあ、そうですね……」、「これは気功ですか?」と聞かれては、「気功ってなんですか?」なんて、曖昧に答えてしまったことも、正直に言えばあります。
でも、本当は違うんです。
私たちがやっていることには、一本の筋が通っています。それを、きちんと言葉にしたい。患者さんに伝えたい。ずっとそう思っていました。
この冊子は、その試みです。
私は長くこの仕事を勉強しすぎたせいで、どうしても話が長く、難しくなってしまいます。
でも、そこをぐっと抑えて、難しい言葉は、できるだけ使いません。 専門用語が必要なときは、必ずわかりやすく言い換えます。
すべてを説明しようとはしません。 オステオパシーのすべてを一冊に詰め込むことはできません。でも、「体ってこういうふうにできているんだ」「だから私たちはこういうことをしているんだ」ということが伝われば、それで十分です。
魔法の話はしません。 不思議な力の話も、神秘的なエネルギーの話もしません。体の仕組みを理解して、それに沿って働きかけている。私たちの仕事は、それだけのことです。
この冊子を読み終わったとき、あなたが「オステオパシーって、とても合理的で、自分の体って、思っていたよりずっと賢いんだな」と感じてくれたら——
それが、いちばん嬉しいことです。
坂田
この冊子を読んで「もう少しだけ深く知りたい」と思った方へ、補足ページを用意しました。